キラキラ【完】


まあモテるのは事実なんだけどね。



「何言ってんのっ!」



「まじだって!」



「はいはい。」



いつもこーやって、モテる自慢をしてくる。



私がモテないからってひどいよね。悔しいから絶対に認めない。




「そういえば夏祭りの続き、話していい?」




さっきまでふざけたような表情をしていた星護が突然真剣な眼差しになり、空気が変わるのがわかった。




そうだ。しゅんくんのことで頭いっぱいになってたけど、話があるって言われてたんだった。




「あ、うん。いけなくてごめんね。」





すると強張った顔をして、大きく深呼吸をした星護。





「お、俺、莉子のこと好き。」





「え、うん。ありがと?」




何を今更。



幼なじみとしてってことだよね?
そんなの私だって好きだよ?



「はぁ、ちげーよ。…女として好きなんだよ。」



その言葉を理解するのに、5秒はかかっと思う。
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