真冬の花
あ…れ……?
目を覚ましたら、そこはあたしのベットの上。
いつの間に……?
さっきの出来事が頭を過ぎる。
もしかして、さっきの事は
夢だったの……?
冬真くんに会いたくて会いたくて
あたしが勝手に見た
……夢…
そう思ったら、物凄く淋しさが込み上げて。
同時に流れ落ちる涙。
…あー、相当弱くなってるな。あたし…
顔を洗おうと起き上がったら、床に落ちたメモ。
………???
『ちゃんと寝てる事!!
冬真』
と…うまくん!?
その一言と一緒に、携帯番号とアドレス。
嘘……!
夢じゃなかった……