真冬の花


「…ハイ、手。危ないから」


羽菜さんを、車道とは反対側にして。


危なっかしくて、手を差し出す。


内心、拒否られたらと心臓バクバクで。



でも、羽菜さんは俺の手を握ってくれた。





羽菜さんは

俺の事、どう思ってる…?


わからないよ…




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