真冬の花

「あたしは…冬真くんだから好きになったんだよ。…あたしが馬鹿だったの…」


気持ちに気付かないフリをした。


怖かったから…


でも、間違いだって気付いたの。


子供だったあたし。


だから…


「一緒に大人になって行こう」


ずっと


一緒に。



「ありがとう。羽菜さん。…大好きだよ」



「もう…離さないから」



うん。


離さないで。





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