イノセント*ハレーション
「俺...」


あたしが鼻の先から瞳へと視線を移すと、彼もこっちを見つめた。

あたしが視線に気付いてちょっと反らすと、彼は口を切った。


「伝えようと思う、俺の...気持ち」


その言葉がきっと彼が放つどんな矢よりも真っ直ぐど真ん中にあたしの胸にグサリと刺さった。


応援する。

見守る。

閉まっておく。

そう、決めてここに来たのだから、

あたしは受け止めるしかないんだ。


「んじゃ、100パーアクセサリーで決まり。鶴乃ちゃんはどう思う?」

「ん。100パー賛成」

「へ~、やっぱ女子ってここぞって時は365日身に着けられるものが良いんだぁ。僕も参考になったよ」


3人に宣言してしまったのだから、もう後戻りは出来ない。

だから...頑張れ。

頑張れ、弓木澪夜。
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