学園の王子の許嫁になる為に皆必死らしい

「ん?お前誰だ?ここは俺の秘密の場所」

見惚れているうちに男の子は目を覚ましてしまった…。
みーちゃんは、気づいたら居なくなっているし誰もこの場所に居ないし事実この男の子と2人きり…

気まずい…、そんなことを思っていると覚醒したのか涼風君が聞いてきた。

「ごめんなさい!えと、私入学式に行きたかったんだけど迷子になっちゃって、気づいたらこの庭園に居たんだけどあまりにもここが綺麗で入学式なんて頭から消えちゃって…それでそれで、そこの椅子とか有るところに行こうかなって思ったら、貴方がいて…」

テンパリすぎて上手く話せたか分からない…、とりあえず涼風くんの様子を伺っていると突然…

「お前、面白いなwその様子だと寮から出てきたんだろう?ここまで歩いてくるのに早くても大体30分は掛かるはずだ。迷ってたなら尚更掛かるはずだ…。よし、俺は涼風魁星。
お前の事、俺の許嫁候補に正式にみとめてやるよ!しかも1番最初にだ!」
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