学園の王子の許嫁になる為に皆必死らしい
今頃になって恥ずかしさがMAXを通り越してしまった。
しかも、涼風君までもが、カー!ってあっという間に顔が真っ赤に…。

お互い顔赤くてきまずい…

「お前名前なんて言うの?」

「あっ、えっ、名前言ってなかったね?ごめんなさい、私は神城愛菜です。
えっ、顔まだ赤いのわたしだけ…、酷い…酷いよぉ〜!なんで、涼風君は顔普通に戻ってるの?」
振り返りながらビックリ、涼風君は早くも赤面が消えていた。

「いや、俺顔に出ないタイプだし…、てか、お前俺の顔覗き込むな…、上目遣いになってるぞ…やべぇなんかお前といると調子狂うわ。」
サラッとした前髪を上に上げながら私にそんな事を言う涼風君。そんな動作が本当に様になっていてまた見惚れてしまった。
< 13 / 23 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop