無表情男子の私しかしらない秘密の顔。
怒ってるっぽいけど、何も言ってこないところとか本当意味わかんない……!!


私はふんっと前を向いて、彼を無視した。


「っ……!莉愛」

「……」



私だってずっと優しくできるわけじゃない!



「帰りに好きなもん買ってやるから、許せ」

「はぁ……!?何それ!」


なんでそんなに上から目線なの!?

絶対許してあげない……!!


「っていうか、私と付き合ってるわけじゃないんだったら仲良くしなくてもいいでしょ……!!」



つい、そんなことを言ってしまった。
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