心はあなたを探してた
お風呂に入って、しっかり身体を解し、さらにストレッチをして気持ちも身体もほかほかのまま、疲れていたので早目にベッドに入って、寝ようとしたらスマホの着信音が聞こえた。

『里帆ちゃん、合コンを金曜日に入れたよ。営業部の独身メンバーと3対3だから、残業にならないように頑張って!』

「あー!合コンしようって話になっていたんだっけ。恭輔さんに断って行ってもいいのかな?
それとも行かない方が?香織ちゃん達が計画してくれていたのを直近に断るのは悪いよね。
黙って行った方が?でも後でバレたら恭輔さん、いい気分しないよな。
あー!誰か相談にのって欲しい!」

そんな時に頼れる相手が結局香織ちゃんと飛鳥ちゃんしかいない私は、2人にグループメッセージを送る事にした。

さすがに相手が恭輔さんなのは、恭輔さんの許可を取らないと社内恋愛だし、まずいかな?と言うくらいの気遣いは、したけど。

『合コンの連絡もらったんだけど、前から知り合いの人に告白されて、今日からお付き合いする事になったの。
合コンに行ってもいいのか?とか相手に一言、断って職場の飲み会として参加した方がいいのかな?
どうしたらいい?』

2人からすぐ返事が来る。

『何、その急展開。そのうち彼氏を紹介してよね。』

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