魔法使いの巫女少女Ⅱ
「なにこれ?」
「携帯端末?みたいだけど、小型通信機じゃないの?」
「テレパシー使える私たちに必要なの?」
「さぁ?」
オリガが机の上に置いた四角い端末を未来・慎・洸・舞・凛・佳・オリガの7人で見ていた。
「楓から送られてきたものよ。『スマホ』っていうらしいわ。」
「スマホ?」
洸がその端末に触れると真っ暗だった端末が光りだした。
「っ⁉」
「魔法を使った感じはないね。」
未来は冷静に分析している。
「科学っていうものを駆使して作り出したものらしいわよ。楓の抱えてる技術者がそう話してたみたい。」
「楓様、よくわけわかんない科学ってものを受け入れるわね。」
凛は少し呆れたように言った。本人がいなくてよかったが絶対に怒られるだろう。
まぁ、言いたいことはわかる。
私たち魔法を使っている者たちからすると、自然の力を使うという科学は異次元である。
そもそも魔法とは自然界にあるエネルギーに精霊や魔力を介して発現させている。自身の魔力を自然のエネルギーの波長と合う属性に分裂していき、それを極めた者たちを魔導士という。簡単に言えば、自然のエネルギー=魔力という感じである。
ちなみに魔力を生まれながらに持ったものは魔導士になれるが、魔術師は魔力を持っていなくても魔道具を介して魔法を使う。
そして魔導士でありながら、魔術を扱えるものを魔道士(魔の道を究めたもの)と呼ばれる。そしてそれはここにいる7人全員に該当する。そのため、科学の原理について全くわからない7人がいるのだ。
「携帯端末?みたいだけど、小型通信機じゃないの?」
「テレパシー使える私たちに必要なの?」
「さぁ?」
オリガが机の上に置いた四角い端末を未来・慎・洸・舞・凛・佳・オリガの7人で見ていた。
「楓から送られてきたものよ。『スマホ』っていうらしいわ。」
「スマホ?」
洸がその端末に触れると真っ暗だった端末が光りだした。
「っ⁉」
「魔法を使った感じはないね。」
未来は冷静に分析している。
「科学っていうものを駆使して作り出したものらしいわよ。楓の抱えてる技術者がそう話してたみたい。」
「楓様、よくわけわかんない科学ってものを受け入れるわね。」
凛は少し呆れたように言った。本人がいなくてよかったが絶対に怒られるだろう。
まぁ、言いたいことはわかる。
私たち魔法を使っている者たちからすると、自然の力を使うという科学は異次元である。
そもそも魔法とは自然界にあるエネルギーに精霊や魔力を介して発現させている。自身の魔力を自然のエネルギーの波長と合う属性に分裂していき、それを極めた者たちを魔導士という。簡単に言えば、自然のエネルギー=魔力という感じである。
ちなみに魔力を生まれながらに持ったものは魔導士になれるが、魔術師は魔力を持っていなくても魔道具を介して魔法を使う。
そして魔導士でありながら、魔術を扱えるものを魔道士(魔の道を究めたもの)と呼ばれる。そしてそれはここにいる7人全員に該当する。そのため、科学の原理について全くわからない7人がいるのだ。