それでも、君がすき。


そんなしょうもないことを考えてるとチャイムが鳴った。

一旦話を止めて自分の席に着く。

結局誰のこと話してたんだろ〜?

でもあんだけみんなが噂してたから1年生の時からいたのかな?

それだったら私毎日ぼーっとしすぎでしょ!?



“王子様”とこれからあんなことになるなんて知る由もない私は呑気にそんなことを考えながら担任の話を聞いていた。



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