元カレ(？)の背後霊してみました！

元彼(?)の背後霊してみました！

あれは、6月中旬の雨が降ってた日だった。
私は、スリップした車にひかれてこの世を去った…はずだった。

私は、大切な人の隣にいた。私生きてる⁉︎と思った。けどいつもと何かが違う、まるで私がいないみたいだった。
そして私は、すぐに察した。
私は、生きてなんかない幽霊になったんだって

なんで幽霊になったかは、分からないけどきっと未練が何かがあったのだろう。
私は、とにかく またこの世を楽しむことにした。

私は、死ぬ前の記憶がほとんどない。
何をしてもらったとか。何が好きだったとか。
もちろん、なんで死んだかとか自分の名前は、覚えていた。けどそれ以外に覚えていたのは、大切な人の名前と家

私は、気がつくと見覚えのある家の前に立っていた。それは、彼の家だった。
入るかどうかは、迷った。もしかしたら、急に私が見えるようになるかもしれないそんな事を考えちゃって。

私は、こんな事を思もいながらも家に入った。
やっぱり彼には、私の姿が見えていなかった。
彼は、自分の机にうつ伏せになっていた。
私は、寝てるのかな？勉強しろよ‼︎と思っていたずらしようと近づいた。
でも彼は、寝てなんかなく泣いていた。
小さな声で、バレないぐらいに小さな声で。
彼は、「俺が死ねば良かった。俺が俺が…」と言っていた。
私は、『そしたら私が悲しいよ。私が死ななければ…』と言った。それが彼に聞こえてない事が悲しくて、悔しくて私も泣いた。

気がついたら朝になっていた。彼は、学校に行こうとしているとこだった。私は、急いで準備して、彼を追いかけた。
彼を追いかける姿は、まるで背後霊のようだった。学校に着いて彼は、頑張って明るく振る舞っていた。私には、無理してることは、バレバレだった。

私は、ちょっと学校の中を探検してみることにした。どうやらここが私の行っていた学校のようだった。私は、学校が広すぎてびっくりした。
そしてあっという間に時間が経ち授業が終わり
部活の時間になった。
彼は、バスケ部に入っていた。私は、マネージャーだった。

私が死んだせいで、マネージャーの子が1人になり大変そうだった。
私は、幽霊なら念力とか使えるんじゃないかとひらめいた。
私は、念力で手伝う事にした。
けれど案の定びっくりしていて、私は、可笑しくて笑ってしまった。

部活が終わって家に帰る時間になった。

私はまた彼の後ろを追いかけて帰った。

それから結構時間が流れいろんな事を思い出した。やっと全部思い出した日の夜、不思議なことが起こった。
彼に私が見えたのだ。
彼は、びっくりしていた。
けれどすぐに大泣きして
「ごめん、いくらでも謝るから戻って来てっと泣いていた。」
私は、死ぬ前に彼と喧嘩をしていたのだ。
私は、謝らずに、死んだ事が未練となり幽霊になったらしい。
だから、別れたくないけど、きっと言わないと彼をダメ男にしてしまう。そんな後悔したくないと思い私は言った。
「あの時は、ごめんね裕くん、ちゃんと新しい恋探してね。私は、ずっと見守ってるよだから、だから最後は、笑ってお別れしよ？ね？」って
彼は、「うん」と言って最高の笑顔で見送ってくれた。
本当は、私がもっと隣にいてあげたかった。
隣に居たかった。でも、もうお別れ。
さようなら、元気でね、私の大好きな人。