初恋は、ドッペルゲンガーだった。
薊side〜

転校した。
親の都合だった。別に不満はなかった。
学校と親に内緒で知り合いのバーで働かせて貰える事になったし、以前の学校に取り分け仲の良い友達も居なかったからだ。
そして転校の2日後、家に女を呼んだ。
…それだけ言うと聞こえが悪いが、別にやましい事をしたくて呼んだんじゃない。
女の名前はキザキアザミ。
漢字以外は同名だ。
ついでに容姿と趣味と誕生日。
…驚くほど俺と同じだった。
さて。
俺は男だ。
…いや、LGBTQが一般化している現代において何がどう男なのかを聞かれたら分からなくなるが…
取り敢えず、身体的には男だ。
あと、心も多分男だ。
とまあごちゃごちゃ言っているのには理由がある。
キザキアザミとの相違点をはっきりするためだ。
俺とアザミは何故か性別と名前の漢字ぐらいしか違わないのだ。
…ん?
「性でなく名で呼んでるが親しいのか」って?
そんな事は断じてない。
余りに似過ぎていてややこしいので呼び名を決めた、それだけの事だ。
で、話を戻すが。
何故俺があの女…アザミを呼んだのかと言うと、協力して欲しい事があったからだ。

…内容最悪の仕事だが。
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