クールな警視正は新妻を盲愛しすぎている
「不倫なんてダメなのに、気持ちがわかるのも怖い。私、どうしたらいいかわからなくて。だから、拓哉さんに……」
彼女が口走る不穏な言葉が、俺の神経を逆撫でし……。
「なんだそれは」
「きゃっ……」
腹の前で交差する腕を掴み上げ、勢いよく回れ右をした。
真正面から向き合い、彼女の頭のてっぺんから足元まで視線を走らせる。
「や……奎吾さんっ」
凛花は顔を真っ赤に火照らせて、涙目で恥じらった。
俺に両手首を掴まれたまま、自分を隠すこともできない。
桜色に染まった身体をくの字に曲げ、膝を擦り合わせる肢体は艶かしく、煽情的ですらある。
俺は思わず息をのみ、喉仏を上下させた。
それが聞こえたのか、凛花が身体を強張らせる。
「……恥ずかしいか? その姿を、俺に見られるのは」
俺の問いに固く目を瞑り、何度も強く首を縦に振った。
「そんなに嫌か。ならば、その恥ずかしい下着を、お前は誰のために」
俺は声を絞り出し、華奢な身体を力任せにベッドに押し倒した。
「え……きゃっ!?」
凛花はなにが起きたかわからないといった様子で、忙しなく瞬きをした。
自分の状態を確認しようとしてか、首を捻って周りを見回そうとする。
彼女が口走る不穏な言葉が、俺の神経を逆撫でし……。
「なんだそれは」
「きゃっ……」
腹の前で交差する腕を掴み上げ、勢いよく回れ右をした。
真正面から向き合い、彼女の頭のてっぺんから足元まで視線を走らせる。
「や……奎吾さんっ」
凛花は顔を真っ赤に火照らせて、涙目で恥じらった。
俺に両手首を掴まれたまま、自分を隠すこともできない。
桜色に染まった身体をくの字に曲げ、膝を擦り合わせる肢体は艶かしく、煽情的ですらある。
俺は思わず息をのみ、喉仏を上下させた。
それが聞こえたのか、凛花が身体を強張らせる。
「……恥ずかしいか? その姿を、俺に見られるのは」
俺の問いに固く目を瞑り、何度も強く首を縦に振った。
「そんなに嫌か。ならば、その恥ずかしい下着を、お前は誰のために」
俺は声を絞り出し、華奢な身体を力任せにベッドに押し倒した。
「え……きゃっ!?」
凛花はなにが起きたかわからないといった様子で、忙しなく瞬きをした。
自分の状態を確認しようとしてか、首を捻って周りを見回そうとする。