【完結】結婚二年目の憂鬱。〜僕は妻に裏切られていた〜


 いつもありがとうと感謝の気持ちを伝えてくれる。
 僕はそんな里織が、大好きなんだ。

 セックスだって大切だと思うけど、それ以上に大切なのは、妻を思うその気持ちだと僕は思ってる。
 里織も僕の作った料理をいつも美味しいと食べてくれるし、本当にいい妻なんだ。

 家事は分担していて、僕が料理をする代わりに、里織は洗濯と掃除をしてくれる。
 これが僕たち夫婦のあり方だ。だから僕たちは、夫婦生活を協力して過ごせている。

 お互いに感謝の気持ちを忘れないこと。 これが僕たち夫婦のルールだ。
 お互いにやってもらったら「ありがとう」と感謝する。

 これがあるから、僕たちは仲がいいんだ。
 何があっても助け合っていけるのが夫婦だから、お互いに隠しごとはなしにしよう、結婚した時からそう決めていた。

 なのにーーー。

「里織、愛してるよ」 

「私もよ。愛してるよ」
  
 あっさりとその日常は、崩れ落ちていくことになるなんてーーー。







◇ ◇ ◇
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