不協和音ラプソディ
生きていれば、理由もなくかなしい夜も、さみしい夜も、虚しい夜だって、きっと、やってくるとは思うけど。
活躍している浬の姿をみる度に、それさえも越えていってやると、笑える気がする。
だって、私だけ、置いていかれたくなんかない。
私自身も、自分の未来に期待をして、歩いていくんだ。
全ては、この選択でよかったと思える、あしたのために。
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スクランブル交差点を抜けて、さっきまでみていた大型ヴィジョンを持つCDショップへと足を進ませる。
その途中で、懐かしい匂いとすれ違った気がした。