初めての恋ー孤独な私を見つけてくれたー
「親の間では婚約者として扱われることがあって今までもパーティーには相手がいなかったから、パートナーとして出席してもらったことある。俺にとって婚約者としては見てなかった。あくまで幼なじみだった。病院で柚に会った時に看護師の話を聞いて婚約者だと勘違いしたんだとすぐに気づいた。でも、優海のことを置いていくわけにはいかなかったから優海は小さい頃から身体が弱くて、今までも俺と弟ぐらいしか親しい人間もいない。早く話さなくてはいけないと思っていたけど、正直話すのが怖かった。
だから、事情を知っている大輔に協力してもらった。柚は失いたくない。俺のせいで離れていってほしくないんだ。
柚に対してもほんとの気持ち話してずっとそばにいて欲しいと思ってる。あの初めて出会ったあの時の柚の一言に励まされたし、あの時から魅かれ初めていたのかもしれない。ずっと会いたくて探していたから... ....」

柚は琉生の本気の気持ちを聞いて、初めて抱くような胸がキュンとするような気持ちになった。

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