初めての恋ー孤独な私を見つけてくれたー

「わかりました。私でよければ...」優海はニコッと笑って、
「ありがとう。じゃあ、これからよろしく。私は優海って呼んで。柚歩って呼んでいい？柚歩って何歳なの」
「私は22歳です」「私の方がお姉さんになるのか」「これからよろしくおねがいします」「こちらこそ。今度はご飯やお茶でもしよう。買い物にも行きたいよね。楽しみが増えた」優海は嬉しそうに話した。その後、食事を済ませた二人は優海の車に乗った。

「ねえ、まだ時間大丈夫？なら、ちょっと寄り道してもいい？」優海は柚歩に聞くと柚歩はうなづいた。

優海は自分が好きな場所だと言って柚歩を連れてきたのは、小高い丘だった。

「私ね、自分の気持ち整理するためにここによく来るの。なんだか自分がちっぽけに思えてくる。ここでリフレッシュしてまた明日から前向いていけるから」優海は寂しそうに微笑んだ。

柚歩はそんな優海を見て凄くきれいだなと思っていた。
それから、二人は連絡先を交換してランチやショッピングにいくようになった。


柚歩は最初は戸惑いはあったものの、優海とも次第に仲良くなっていった。

実は、優海と一緒に出ていく姿を大輔は見ていて、なんだかただならぬ感じがしてすぐに琉生に連絡した。
「琉生忙しい時にごめんな。今うちの会社の前で優海ちゃんが待っていたみたいで、今葉山さんと一緒に出ていったんだけど、俺が優海ちゃんに聞いた話とは違うような感じがしてお前に連絡したんだ」

「わるかった。心配させて...実は両親と優海には柚のこと話したんだ。俺はもう柚のこと手放せないから...。でも、優海が柚に接触したのは気になる。ちょっと連絡入れてみる」琉生は電話を切ると、すぐに柚歩に連絡した。だが柚歩には連絡がとれず優海にも連絡したが連絡取れなかった。　
何度もメッセージを入れたものの返事はなく、心配になった。