魔女のガールズトーク・わがままな純愛(おまけの小話)
「ユリア様は純正の魔女じゃないから・・
積極的にはいかないとは思うけど。もしかして・・
ケイレブ様はまだ、手を出してないって事?」
レリアは図星をついた。

魔女の勘は鋭い。
ごまかしはきかないだろう。

ケイレブは咳払いして、答えた。
「俺たちは共同経営者って、
関係だからな」

「エエエエエーーー、
ホントにイチャイチャやって・・ないのっ!!?」

レリアは目を丸くして、大声を
出した。
ケイレブは慌てて、レリアの口を押えた。

周囲を見回し、誰もいないのを
確認すると、手をゆるめた。

「おまえねぇ・・大声だすなよ。」
それから、大きな息を吐いた。

「まぁ、俺は・・そうしたいさ。
でも、彼女の一番大事な物は、
フェンネルの領地なんだ」

「恋敵がフェンネルなわけね」
レリアはちょっと考えて

「でもさ、ユリア様はケイレブの事、嫌いじゃないよ。
ちょっとは好きかも・・」

ケイレブは、<ちょっと>というワードに、いらついて、怒鳴った。
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