魔女のガールズトーク・わがままな純愛(おまけの小話)
「俺は、彼女の一番になりたいのっ!!」

「ユリア様としては、
フェンネルが大事なのはわかるけどさ、
もし、ケイレブとの間に、子どもができたら、そっちが一番になるだろうし・・」

ケイレブはそれを聞いて、
また、大きくため息をついた。

「こどもができるような事が
できていれば・・いいのだが」

「結局、イチャイチャしたいわけね」
レリアの直球ガールズトークは、
鋭くケイレブの心に、突き刺さった。

レリアが指を組み合わせて、
ケイレブを見て、ニマッと笑った。

「魔女ってさぁ、独占欲が、
めちゃ強いんだよね。
好きな男は、絶対に手に入れるし、押しが強いのよね」

レリアは思い出すように、
ふふふと笑った。

「爺ちゃんは婆ちゃんに、
いきなり押し倒されたって、言っていた」

そうだろう・・・
マギーなら、黒猫亭の店主を組み伏せるだろう。

ケイレブは納得して、うなずいた。
< 11 / 25 >

この作品をシェア

pagetop