魔女のガールズトーク・わがままな純愛(おまけの小話)
「でもさ、ユリア様は、頭いいし、まじめだから、先の事を考えちゃってさ。
ケイレブの事を、縛っていいのか、悩んでいるのかも」

ケイレブは顔をあげた。

「縛るって・・何を?」

「だからさぁ。フェンネルの色々な問題だよ。
ケイレブには、重荷になっているんじゃないか?
もしそうなら、普通の女と
結婚した方が、いいんじゃないかって」

レリアは、人差し指を立てて、
口角をあげ、謎めいた笑みを浮かべた。

「魔女は好きな男には、呪いをかける。
好きな男が、浮気しないようにね。
他の女と、できないようにするから。

きゃはぅ、
他の女と浮気しようとすると、
ふにゃふにゃになっちゃうのよぉーーー」

ケイレブは、眉間にしわを寄せた。
サリナスは、この事を知っているのだろうか。

「他の女とは、やれないようにする、たたせないってこと!!」

レリアは笑いすぎて、目に涙をためている。
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