魔女のガールズトーク・わがままな純愛(おまけの小話)
「はぁぁぁーー、忠誠と貞操を
守らせるのか」

ケイレブは、ぐっと唾を飲んで決意表明した。
「だけど、俺は・・縛ってほしいさ!」

「ケイレブは、案外M系だったのかぁ」
レリアは変な所で感心している。

ケイレブは、真剣な目で
「ユリアが、そうしたいなら
俺は、受け入れる覚悟はある!」

レリアは人差し指で、
トントンとケイレブの肩を叩いた。
「本当に愛していると・・
手を出せない?」
レリアは横目でケイレブを見て、
クスクス笑っている。

「押し倒すとか・・? 
強気に出られないんだ」

くそぉおおーー

このチビ魔女に、いいように、
からかわれている感じがする。

ケイレブは、自分の頭を、ガシガシとかきむしった。

一人悩むケイレブの姿を、
満足そうにレリアは見てから

「魔女ってさぁ、
自分の大切な物を、同じように
大切にしてくれる人を、愛すると思うよ」

大人びた論評をした。
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