魔女のガールズトーク・わがままな純愛(おまけの小話)
むさぼるように、強い感情が流れ込む。
それは、何度も何度も、繰り返される。
荒い呼吸と衣擦れの音。
ケイレブは、自分の手をユリアの手に重ねて、自分のものに、
より強く押し付けるように、力を入れた時
「うう・・・」
強烈な快楽の雷が、ケイレブの
背骨を貫いた。
のけぞった後、次に強い脱力感。
ケイレブは、そのままあえぐように呼吸を繰り返して、
顔をユリアの首元に埋めた。
栗の花の匂いが、広がる。
こんな風にしたくなかったのに・・
強い罪悪感と後悔の念が、
波のうねりのように押し寄せる。
「俺は最低だ・・・」
「苦しい・・つらい・・」
地の底を這うように、言葉を耳元で響かせる。
「ぐううっ・・・・」
ケイレブは、嗚咽の声をあげていた。
「ユリア・・ユリア・・・・
誰にも触れさせたくないから・・
だから・・」