秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
「そんなに泣いて……。それにしたって、いったいどういう心境の変化?」
あまりの変わりぶりに、私は少し困惑しつつ尋ねた。
カミラはぽりつ、ぽつりと話しだす。
「あの夜会の後、少し頭が冷えたらなんて馬鹿なことを言ってしまったんだろうってすごく後悔したわ。あまりに恥ずかしくて、とてもじゃないけど、お父様には夜会であったことを言えなかった。そうしたら翌日の夜、両親が血相を変えて他家で開催されていたパーティから帰ってきた。どうやら、出席したパーティにアマンサ様がいらっしゃったみたいで……」
「……え? お祖母ちゃん?」
話題に祖母が出てきたことに驚く。それもそのはず、夜会の日から今日に至るまで何度か実家に顔を出していたけれど、祖母はなにも言ってはこなかったのだ。
あまりの変わりぶりに、私は少し困惑しつつ尋ねた。
カミラはぽりつ、ぽつりと話しだす。
「あの夜会の後、少し頭が冷えたらなんて馬鹿なことを言ってしまったんだろうってすごく後悔したわ。あまりに恥ずかしくて、とてもじゃないけど、お父様には夜会であったことを言えなかった。そうしたら翌日の夜、両親が血相を変えて他家で開催されていたパーティから帰ってきた。どうやら、出席したパーティにアマンサ様がいらっしゃったみたいで……」
「……え? お祖母ちゃん?」
話題に祖母が出てきたことに驚く。それもそのはず、夜会の日から今日に至るまで何度か実家に顔を出していたけれど、祖母はなにも言ってはこなかったのだ。