秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
「それにしても、立太子の礼にドラゴンで入場なさるとは見事な演出でしたな。いや、あれには驚きました」
「……演出ねぇ? ふふふっ」
伯爵の言葉を聞き、隣にいた大叔母様がコロコロと笑い声をあげた。
「ん? どうかしたかい、アマンサ?」
「いえ、なんでもないのよ。ただ、王位継承の関連儀式というのは、とかくトラブルが付き物だから。ねぇ、アズフィール様?」
訳知り顔で微笑む大叔母様を前に苦笑が浮かぶ。今回の一件についてどこまでお見通しなのかは知るよしもないが、ともあれ、大叔母様だけは絶対に敵に回してはいけない。
「大叔母様、王位継承者である俺の周囲にトラブルが多いのは事実です。ですが、これだけは誓います。メイサには、一切の災厄を寄せ付けません。俺が盾となり、すべての災厄から彼女を守ってみせます」
「嫌だわ。そんなふうに言われたら、思わずあなたに『メイサのことをお願いね』って言いたくなってしまうじゃないの」
「そう、おっしゃってはくださらないのですか?」
「……演出ねぇ? ふふふっ」
伯爵の言葉を聞き、隣にいた大叔母様がコロコロと笑い声をあげた。
「ん? どうかしたかい、アマンサ?」
「いえ、なんでもないのよ。ただ、王位継承の関連儀式というのは、とかくトラブルが付き物だから。ねぇ、アズフィール様?」
訳知り顔で微笑む大叔母様を前に苦笑が浮かぶ。今回の一件についてどこまでお見通しなのかは知るよしもないが、ともあれ、大叔母様だけは絶対に敵に回してはいけない。
「大叔母様、王位継承者である俺の周囲にトラブルが多いのは事実です。ですが、これだけは誓います。メイサには、一切の災厄を寄せ付けません。俺が盾となり、すべての災厄から彼女を守ってみせます」
「嫌だわ。そんなふうに言われたら、思わずあなたに『メイサのことをお願いね』って言いたくなってしまうじゃないの」
「そう、おっしゃってはくださらないのですか?」