秘密の癒しチートがバレたら、女嫌い王太子の専属女官(※その実態はお妃候補)に任命されました!
「これは、父上が決定した。国民には折を見て姉上の病死を公表し、密かに他家の籍に入れる。これで姉上が、王家の血脈に爪痕を残す機会は永遠に失われる」
昨日の刺客の懐には、アズフィール様の暗殺計画について記されたメモ書きが残っていたという。さらにメイジーの町の崩落現場からは、火薬と共に炎石が検出されていた。火薬こそ廉価品だったが、炎石は一般には流通しない一級品で、イザベラ様が贔屓にする商人に繋がったそうだ。他にも、イザベラ様がアズフィール様暗殺を企てた証拠がいくつかあがったというのは、昨夜の施術の時にアズフィール様から聞かされていた。
これだけ証拠を並べられては、イザベラ様に反論の余地はなかっただろう。とはいえその処罰は、王都からの追放にとどまると思っていた。それがまさか、王籍からの除籍まで下されるとは想像していなかった。
「イザベラ様は、なにかおっしゃっていた?」
昨日の刺客の懐には、アズフィール様の暗殺計画について記されたメモ書きが残っていたという。さらにメイジーの町の崩落現場からは、火薬と共に炎石が検出されていた。火薬こそ廉価品だったが、炎石は一般には流通しない一級品で、イザベラ様が贔屓にする商人に繋がったそうだ。他にも、イザベラ様がアズフィール様暗殺を企てた証拠がいくつかあがったというのは、昨夜の施術の時にアズフィール様から聞かされていた。
これだけ証拠を並べられては、イザベラ様に反論の余地はなかっただろう。とはいえその処罰は、王都からの追放にとどまると思っていた。それがまさか、王籍からの除籍まで下されるとは想像していなかった。
「イザベラ様は、なにかおっしゃっていた?」