公親先生と遊ぼう! 〜未来の種 番外編〜
「あ! これ、遅咲きだからまだ見られないと思ってたの」
見ると、白いはなびらとピンクの花びらがひとつの花に混在している梅がある。
「随分変わった梅だな」
「『思いのまま』っていうんですって、この梅の名前」
「紅にも白にも咲けるってことか?」
「そう。房ごとに色が違ったり、中にはひとつの花の花弁が紅白混ざってたりするみたい。一本の木で、色々な顔を持ってるのね」
それはまさに美由紀の事じゃないか。
いきいきと仕事をしている美由紀
綺麗なフォームで走る美由紀
機械オンチな美由紀
危機管理のなってない美由紀
ベッドでは……めちゃくちゃ可愛いかったな…
シャワーの時も…
「公親くん? どうしたの?
顔が赤いけど…」
「い、いや? 何でもない!」
ヤバい。
昨晩のことを思い出しかけたよ…
『思いのまま』か…
俺はまだ開きかけの紅と白の花弁が混ざりあったひと房に、焦点を合わせた。
カシャ
カシャ
うん。これだな。
スマホを操作していると、美由紀が隣にやって来た。
「あら、アイコンにしたの?」
「……ああ」
「『思いのまま』すごく気に入ったのね」
「……そうだな。
この梅、美由紀みたいだと思って」
「わ、私!? 」
「ああ。まだ知り合ってちょっとなのに、色々な顔を見せてくれるからさ」
「色々って…」
見ると、白いはなびらとピンクの花びらがひとつの花に混在している梅がある。
「随分変わった梅だな」
「『思いのまま』っていうんですって、この梅の名前」
「紅にも白にも咲けるってことか?」
「そう。房ごとに色が違ったり、中にはひとつの花の花弁が紅白混ざってたりするみたい。一本の木で、色々な顔を持ってるのね」
それはまさに美由紀の事じゃないか。
いきいきと仕事をしている美由紀
綺麗なフォームで走る美由紀
機械オンチな美由紀
危機管理のなってない美由紀
ベッドでは……めちゃくちゃ可愛いかったな…
シャワーの時も…
「公親くん? どうしたの?
顔が赤いけど…」
「い、いや? 何でもない!」
ヤバい。
昨晩のことを思い出しかけたよ…
『思いのまま』か…
俺はまだ開きかけの紅と白の花弁が混ざりあったひと房に、焦点を合わせた。
カシャ
カシャ
うん。これだな。
スマホを操作していると、美由紀が隣にやって来た。
「あら、アイコンにしたの?」
「……ああ」
「『思いのまま』すごく気に入ったのね」
「……そうだな。
この梅、美由紀みたいだと思って」
「わ、私!? 」
「ああ。まだ知り合ってちょっとなのに、色々な顔を見せてくれるからさ」
「色々って…」