公親先生と遊ぼう! 〜未来の種 番外編〜
目に見える証拠
「え」
「ん?」
「……その指、なんですか?」
「ああ! 気づいてくれたか」
「え? もう買いに行ったんですか !? 」
もちろんだ。
実はあの後、さらにもうひとつ
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
┈┈┈┈┈┈┈┈
「母親からだ」
「え? ああ、LINEですね」
来た道を戻っていると、母親からLINEが入っていることに気づいた。
『大切なのは、目に見える証拠よ』
目に見える証拠?
『今どこにいるのかわからないけど、百貨店が閉まるまで、あと2時間はあるわ。
ジュエリーショップで、ペアリングを買いなさい。』
ペアリング!
『お揃いの指輪をしていたら、誰もが納得するものなの。
まだ籍を入れていなかったとしても、そんなことは誰にも分からないから。
言葉は悪いけど、小道具って大事なのよ。必ず今日中に行きなさい』
なるほど。
とりあえず、籍を入れるまでに、周知用の小道具が必要ってことか。
『了解』
「どうしたの?
お義母さん、なんて?」
「美由紀、今から百貨店に行くぞ!」
「へ? なんで?」
「これだよ」
俺はそのままスマホを渡した。
隠さないといけないことではないし、彼女にも納得してもらわないといけないことだから。
「ああ! なるほど~!
そうだね、確かに指輪はわかりやすいかもしれない。
お義母さんすごいねぇ~」
……良かった、拒否されなくて。
「ん?」
「……その指、なんですか?」
「ああ! 気づいてくれたか」
「え? もう買いに行ったんですか !? 」
もちろんだ。
実はあの後、さらにもうひとつ
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「母親からだ」
「え? ああ、LINEですね」
来た道を戻っていると、母親からLINEが入っていることに気づいた。
『大切なのは、目に見える証拠よ』
目に見える証拠?
『今どこにいるのかわからないけど、百貨店が閉まるまで、あと2時間はあるわ。
ジュエリーショップで、ペアリングを買いなさい。』
ペアリング!
『お揃いの指輪をしていたら、誰もが納得するものなの。
まだ籍を入れていなかったとしても、そんなことは誰にも分からないから。
言葉は悪いけど、小道具って大事なのよ。必ず今日中に行きなさい』
なるほど。
とりあえず、籍を入れるまでに、周知用の小道具が必要ってことか。
『了解』
「どうしたの?
お義母さん、なんて?」
「美由紀、今から百貨店に行くぞ!」
「へ? なんで?」
「これだよ」
俺はそのままスマホを渡した。
隠さないといけないことではないし、彼女にも納得してもらわないといけないことだから。
「ああ! なるほど~!
そうだね、確かに指輪はわかりやすいかもしれない。
お義母さんすごいねぇ~」
……良かった、拒否されなくて。