公親先生と遊ぼう! 〜未来の種 番外編〜
気になる美由紀先生
「こんな感じかな。どう? わかった?」

「はい。……あぁっ!
画面がっ!!」

「え…………ああ」

マウスがバナーに当たっただけだ。

「……はい」

「あ、戻った!!」

「……大丈夫?」

バナーにマウスが当たっただけで顔面蒼白って、マジか…

「だ、大丈夫です…………たぶん…」

「たぶん?」

「い、いえ、その……
元々苦手なんですよ。パソコン関係……
あ、でも! 乾先生がとてもわかりやすく教えてくださったので、大丈夫です!」

「……そう?
ま、わからなかったらいつでも聞いて? 俺の連絡先渡しておくから」

「えぇっ!?」

「え? えーっと……ダメなのかな?
そういうのは…」

傷つくんだけど……


幼稚園の先生だけど、学園の卒業生なら系列の女子大に上がってるはず。
なら、四大を出て今で1年目ということは23歳か。

綺麗系の顔をしているから大人っぽく見えるけど、4つ下か……。
俺から見たら若い。

……ということは、向こうから見れば…

「おっさん?」

「え?」

「いや、なんでもないっ!」

あぶね…
呟いてしまった。
いやいや、せめてお兄さんだよな?
たったの4つ違いだ。

< 2 / 127 >

この作品をシェア

pagetop