公親先生と遊ぼう! 〜未来の種 番外編〜
「あ、あの……公親先生?」

「ん?」

「なにか、お礼をさせてください!」

「お礼?
いや、大したことしてないし。
動画は元々手伝ってたんだから、そんなの必要ないよ。」

「でも!……今日は私のせいで、こんなに遅くなっちゃったし。
それに『なぞなぞ』にも出て頂いたし。
あ! 出演料だと思ってください! 」

出演料ー!?
エキストラ以下の俺に、出演料なんて出るわけないだろ!

「いや、気持ちは嬉しいけど、本当に必要ないから」

俺が両手を上げてそう言うと、また目に見えてシュンとしだした。

参ったな。
彼女の気持ちも分からないわけじゃないんだけど。
俺的には、大したことじゃないんだ。
むしろ、長く一緒に居られて得した気分なんだよな。楽しかったし。

ただ、出来ればもっと一緒にいたい…
もう既に、明日も明後日も一緒に過ごしたいと思っている自分がいる。

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