公親先生と遊ぼう! 〜未来の種 番外編〜
私が公親先生を誘ったのは、本当にちゃんと走る方で、何も問題がないと判断したから。

そして、ご両親も喜ばれるのではないかと思ったからだ。

初めてお話した時は、噂通り優しくて、とっても頼りになる先生だと思った。

走っている公親先生はとても爽やかで、男性らしい逞しさも感じた。
走るのが速い私に、ピッタリついて来られたのは、乾先生が初めてだった。

正直、ドキドキした。

でも今日は……

私のとんでもない失敗を、まさかあんな形でカバーしてくれるなんて。

まるでヒーローみたいだ。

優しすぎる。

こんなことをされて、惹かれない女性はきっといないと思う。

でも、私だけが特別なわけじゃない。

公親先生は、きっと誰の失敗であっても、同じようにフォローしてくれただろう。

勘違いしちゃダメだ。

でも、でも、でも!!

……どうしよう……

惹かれる気持ちを止められる気がしない…



◇◇
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