公親先生と遊ぼう! 〜未来の種 番外編〜
「あのっ!
公親先生は親切心から手伝ってくださっただけで!
……何もありませんから」

こんなことで公親先生にご迷惑をおかけしたら大変だ。

「……ふーん。公親先生…」

あ、しまった。
撮影の時のままで言っちゃった。

「断言してもいいわ」

「……何をですか?」

「二人は名コンビになる!」

「な……め、名コンビ!?」

「フフフ、私のこういう勘は外れないの。まあ見てなさい」

「……」

『名コンビ』なんて言われると、どうしたらいいのやら。

たしかに昨日の『なぞなぞ』の掛け合いは、我ながら息がピッタリだったと思う。

最初こそ公親先生も控えめだったけど、二問目からはノリノリだった。

でもあれは1回だけの臨時ペアだ。
これからも続くわけじゃない。

「出発するよー」

運転手の大橋さんが声をかけてくれた。

「「はーい!」」

さあ、朝のお迎えに出発だ。




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