公親先生と遊ぼう! 〜未来の種 番外編〜
「はい! お待たせしました〜!」

………1番大事なところで、頼んでいたラーメンが届いた。

「あ、いいなー。
やっぱ俺も味噌バターにすれば良かった…」

「坦々麻婆ラーメンも温まりそうだぞ?」

「はい! こっちもできたよー!」

「おぉ! やっぱ坦々麻婆も美味そう〜!
いっただきまーす! 」

……仕方がない。
ラーメンの方が優先だ。
もちろん黙食だから、喋ることは出来ない。
アクリル板があるとは言え、狭い店内だ。気を使う。



ラーメンを啜っていると、新しい客が入ってきた。

「あれ? 公親に倉田くん?」

「父さ……」

黙食だった。声を出しちゃダメなんだ。
親父がラーメンを食べに来た。

「最近仲がいいんだな、二人。
ランサークルにも二人で来ていたしな。
あ、味噌ラーメンをお願いします!」

そう言いながら俺の隣に座った。
親父が来たら、話の続きが聞けないじゃないか。

くそ〜!

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