公親先生と遊ぼう! 〜未来の種 番外編〜
「先生、先日の動画、面白かったです。
この子ったら、お兄ちゃんとずっと真似しているんですよ」

「あ、そ、そうなんですね。
しゅん君まで…
……ほのかちゃん、楽しんでもらえたのかなー?」

「『パンツじゃないよー?』
おもしろかった〜。
あ! きみちかせんせいだー!!」

げっ!!
まずい。これ、絶対に誤解される…

「え?
……あ、ひょっとしてうちの幼稚園の?」

「……ひよこ組のほのかちゃんです…」

「こんにちは。
ほのかちゃんはお買い物?」

「くつをかいにきたの!
ピアノのはっぴようかいにでるの!」

「そっか。可愛い靴があるといいね。」

「あの! ここで見た事は誰にも言いませんから…」

「「え」」

ほのかちゃんのママが見てはいけないものを見たような、気まずい顔をしている。
完全に気を使わせてしまっている!

「いや、あの…」

「お気遣いありがとうございます。
今日は美衣子先生の出産祝いを選びに来たんです。
僕では何を選んでいいのか、さっぱりわかりませんからね。
美由紀先生に相談に乗ってもらって」

「あら! 美衣子先生の」

「まだ産まれていないし、聞いてもいないので、性別がわからないんですよ。
僕1人だったら確実に黄色のものを選んでました」

「黄色!」

ほのかちゃんのママが少しだけ目を剥いた。

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