公親先生と遊ぼう! 〜未来の種 番外編〜
「あら、公親先生だって……
まだお若いからあまり考えていらっしゃらないのかしら?」

「いえ、そんなことはないんですが、いいお相手が見つかればってところからですね。
まだスタート地点にも立てていません。
……ああ、すみません、すっかり話し込んでしまって。
ほのかちゃん、可愛い靴が見つかるといいね。
では失礼します」




なんと、事実をそのまま言って、するりと切り抜けてしまった。

公親先生、鮮やかすぎる……

慣れてる?

いや、大人なんだよね。
オタオタしている私とは全く違う。

……でも、
公親先生、彼女はいないのかな。
少なくとも、公にできるような彼女はいないのよね? 今そう言ってたし…

それに、もし彼女がいたら、私と買い物に来ないわよね?


「美由紀先生?」

「あ、は、はい!」

「ちょうどエレベーターが来そうなんだけど…」

そう言って、3台並んだエレベーターのひとつを指した。

「あ、じゃあ行きましょう!」





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