公親先生と遊ぼう! 〜未来の種 番外編〜
急いでエレベーターに乗ったのはいいが、かなり混んでいる。

行先は1階。
でも私も公親先生も手が届かない。

1階なら、きっと誰かが押しているはず。

そう思って安心していたのに、降りたところは地下1階だった。

「……とりあえず、一旦降りてエスカレーターに乗るか、さらに下に行くみたいだし…」

「はい…」

下りすぎてしまったけど、エスカレーターで1階分上がればいいだけだ。

「参ったな。まさか誰も1階を押していなかったなんて」

「ホント。他力はダメですねー」

「お、ここの魚、安いな!」

「あら、本当ですね」

ちょうど降りたところが生鮮食品売り場で、目の前には魚売り場があった。

ここはとっても活気に溢れていて、マスクをしていてもよく通る声で、おじさんが魚の特売をしている。

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