公親先生と遊ぼう! 〜未来の種 番外編〜
本当にいいのかしら。
公親先生のマンションで宅飲み。

何日か前までは、想像もできなかったことだ。

日本酒と、少しだけお惣菜を購入し、私たちは公親先生のマンションへと向かった。

公親先生のマンションは、学園の最寄り駅近くに建つ、タワーマンションだった。

これって、当然分譲マンションだよね?
このタワーマンションの前に、園バスのルートがあって、ここは最後から二番目の停留場所になっている。

ということは、ここにもたくさん園児が住んでいるんだけど…

そこが気になりはしたが、その事には触れず、別のことを聞いた。

そう。一番大事な事だ。


「……あの、今さらなんですけど、私がお邪魔しても本当に大丈夫なんですか?」

若い女性を部屋に入れて、大切な人に嫌な思いをさせないかと…

つまり、彼女さんがいないか、その最終確認だ。

「え? 何か問題ある?
……毎日検温もしてるし、なんの症状もないよ?
美由紀先生もでしょう?」

「いえ、そうじゃなくて!」

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