公親先生と遊ぼう! 〜未来の種 番外編〜
「……さっきの聞いてた?」

「え?」

「ほのかちゃんのお母さんに言ったこと、全部本当だから」

「……」

『いいお相手が見つかればってところからですね。まだスタート地点にも立てていません。』
って、あれのこと?

「……さすがにさ、もし大事な女性がいたら、気軽に宅飲みしようなんて誘わないよ?」

「あ、はい……ごめんなさい…」

「いや、でも嬉しいけど」

「え?」

「なんでもない。そっち、重くない?
マグロと交換しようか?」

「だ、大丈夫です!
公親先生こそ、2本も持っているんですよ?」

私は750mlを1本。
公親先生は2本とマグロだ。

「……私たち、買いすぎじゃありません?」

「ん?……そう?
まあ、残ったらまた今度飲めばいいんじゃない?」

それは、また今度があるって事?


公親先生を知れば知るほど、惹かれていく私がいる。

もうね、多分どっぷりと……

でも、過去の失恋は、人を弱くするの。

本気で好きになって、それがダメだったらって思うと、最初の一歩が踏み出せない…






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