公親先生と遊ぼう! 〜未来の種 番外編〜
「おい! 起きろ!」

「ん……」

「美由紀?」

「んー…………」

ダメだ。めちゃくちゃ気持ちよさそうに寝ている。

俺の部屋にはソファがない。
あるのは『人をダメにするクッション』と言われるヤギボーマックスだけ。

これ、便利なんだよ。
横長のソファにも、1人がけソファにも出来て、ベッドになる。

しかし、これはないな。
動けなくなるくらい快適とはいえ、酔っ払いをここに寝かせるのは危険だろう。

「美由紀、立てるか?」

「んー…」

「立つぞー」

まだ何とか声掛けには反応している。
今ならベッドまで、寄りかかりながら歩くだろう。

果たしてその通り、美由紀は何とかベッドルームまで歩いてくれた。

もちろん意識はない。

「はぁーっ」

疲れた…

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