公親先生と遊ぼう! 〜未来の種 番外編〜
「……うん、そういうこと……今シャワーから出たよ」

えぇっ! そんなこと言っちゃって、恥ずかしい誤解をされるんじゃ…

「あ、あの……?」

「美由紀に代わるから」

「え」

そう言ってスマホをスピーカーにして渡された。

え? 誰っ? 誰っ?

「あ、あの……」

「美由紀ちゃん?」

あ、聞き覚えのある声……

「お、奥様?」

「やだ、その言い方やめて〜。
公親の母親なんだからお母さんって呼んでくれない?」

「あ、すみません!」

お、お母さん??
公親くんを見ると、うんうんとただ頷いている。

「美由紀ちゃん、大変だったみたいね」

「あ、は、はい…
いえ、でも私の部屋ではなかったので…」

「何言ってるの。
すぐお隣で、どちらも留守だったんでしょう? どっちに空き巣被害があってもおかしくないわよ。
たまたまお隣だっただけで、美由紀ちゃんのお部屋だった可能性もあるわ」

「……はい」

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