すべての世界で、キミのことが好き❤~告白相手を間違えた理由
 とりあえず、マロンを抱っこしながら後をついていく。

 小道に入り、抜けると、辺り一面うっすらと雪が積もっている丘に辿り着いた。

 空で瞬きをしている星たちがたくさん、キラキラと踊っている。

 すごく綺麗!

「ここね、俺の好きな場所なんだ」
「そうなんだ! 本当に綺麗な場所だね!」
「……結愛!」
「はい!」

 立って向かい合わせな状況になった。

 なんでだろう。悠真、すごい真面目な顔をしている。
 
「結愛、きちんと聞いて?」
「うん」

 ゆっくり深呼吸した悠真は、丁寧にその言葉をくれた。

「小さい頃から、ずっとずっと、大好きでした!」
「えっ?」

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