すべての世界で、キミのことが好き❤~告白相手を間違えた理由
ふたりで照れた空気をまといながら、少しだけぼんやりと景色を眺めた。
「そろそろ行かないとね! 運転手さん、待たせてるよね!」
私はここからは見えないタクシーの方向を向く。
「もう少しだけ、ここにいたいな」
彼は言った。
なごり惜しそうな悠真の表情。
「もう少しだけ、ね!」
その場に座った。すると「ちょっと立ってもらえる?」と悠真は言い、自身のマフラーを外し、私が座ろうとした雪の上に置いた。
「雪で結愛、濡れちゃうからこれ使って?」
「あ、ありがとう! 悠真も座る?」
「いや、俺は立ってるよ!」
そんな会話をした後、何となく見つめ合う。
「そろそろ行かないとね! 運転手さん、待たせてるよね!」
私はここからは見えないタクシーの方向を向く。
「もう少しだけ、ここにいたいな」
彼は言った。
なごり惜しそうな悠真の表情。
「もう少しだけ、ね!」
その場に座った。すると「ちょっと立ってもらえる?」と悠真は言い、自身のマフラーを外し、私が座ろうとした雪の上に置いた。
「雪で結愛、濡れちゃうからこれ使って?」
「あ、ありがとう! 悠真も座る?」
「いや、俺は立ってるよ!」
そんな会話をした後、何となく見つめ合う。