すべての世界で、キミのことが好き❤~告白相手を間違えた理由
次の日学校で、成長したマロンの話をしていたら陸くんが「会いたい」って言ってきて、学校が終わった後、私の家に来ることになった。
メンバーは陸くんと悠真、そして桃音ちゃんも!
みんな一回家に戻り、着替えたりして家に来る事に。
まず桃音ちゃんがやってきた。
「あれ? まだ誰も来てないの?」
「うん、来てないよ!」
「なんか飲む?」
そう言いながら冷蔵庫を開けると、飲み物が何もなかった。桃音ちゃんは「お水で良いよ!」って言ってくれたけれど……。なんだか炭酸が飲みたい気分で「買ってこようっかな?」って呟いたら、桃音ちゃんが「悠真くんとふたりで買いに行きたい!」って言った。
桃音ちゃん、実は中学一年生の頃から悠真が好きだったみたい。
「じゃあ、私がふたりに買い物お願いする感じだね!」
「わーい! よろしくね!」
そうなると、今、家に家族はいないし、私は陸くんとふたりきりになる。
ドキドキする。
陸くんが家に来る時は、毎回悠真もいたから部屋でふたりきりになることはなかったから初めてで。
ふたりきりの時、気まずい雰囲気にならないかなとか考えているうちに、悠真が来た。
桃音ちゃんが私に目で合図をしてきた。
「ねぇ、悠真、炭酸が飲みたくて、桃音ちゃんと買いに行ってきて欲しいの。私、陸くん待たないと行けないから。これ、お金。お菓子も何かお願いします!」
何かあった時に使えるようにって、家に置いてくれているお金をふたりに渡した。
悠真は一瞬、真顔でこっちを見つめてきたけれど「うん、分かった」とうなずくと、桃音ちゃんと飲み物を買いに行った。
ふたりが買い物に行った後、すぐに陸くんが来た。
お店まで五分ぐらいかかるから、往復と買い物をする時間を合わせてもまだふたりは帰ってこない。
「今ね、悠真と桃音ちゃん、飲み物を買いに行ったの。私、炭酸飲みたくなっちゃって」
「あ、そうなんだ」
何を話そうか迷っていると、マロンが飛び出してきて、陸くんの足元に来て遊びたそうにしていた。
「前見た時よりも大きくなってる!」
「ねっ! 成長早いよね!」
陸くんは微笑みながらマロンを両手で持ち上げた。
ずっと彼女に話しかけている。
マロンを見つめている陸くんの横顔。
まつ毛が長くて、二重な目元が綺麗。全体が整っていて、やっぱりかっこいい。
かっこいいし、優しい。
――好き。
でも彼はモテるし、私みたいな子供っぽい人を相手にしない気がする。
「はぁ……」
私は静かにため息をついた。
「どうしたの? 大丈夫?」
ほら、優しい。彼に聞こえないようについたため息も、些細なことも反応してくれて、こうやって声をかけてくれる。
ダメ元で今、勢いで告白してみようかな?
一瞬そう思ったけれど、目が合っただけで、絶対無理って思っちゃった。
でも、もしも、目を合わせなかったら、もしかして告白出来たりするのかな?
メンバーは陸くんと悠真、そして桃音ちゃんも!
みんな一回家に戻り、着替えたりして家に来る事に。
まず桃音ちゃんがやってきた。
「あれ? まだ誰も来てないの?」
「うん、来てないよ!」
「なんか飲む?」
そう言いながら冷蔵庫を開けると、飲み物が何もなかった。桃音ちゃんは「お水で良いよ!」って言ってくれたけれど……。なんだか炭酸が飲みたい気分で「買ってこようっかな?」って呟いたら、桃音ちゃんが「悠真くんとふたりで買いに行きたい!」って言った。
桃音ちゃん、実は中学一年生の頃から悠真が好きだったみたい。
「じゃあ、私がふたりに買い物お願いする感じだね!」
「わーい! よろしくね!」
そうなると、今、家に家族はいないし、私は陸くんとふたりきりになる。
ドキドキする。
陸くんが家に来る時は、毎回悠真もいたから部屋でふたりきりになることはなかったから初めてで。
ふたりきりの時、気まずい雰囲気にならないかなとか考えているうちに、悠真が来た。
桃音ちゃんが私に目で合図をしてきた。
「ねぇ、悠真、炭酸が飲みたくて、桃音ちゃんと買いに行ってきて欲しいの。私、陸くん待たないと行けないから。これ、お金。お菓子も何かお願いします!」
何かあった時に使えるようにって、家に置いてくれているお金をふたりに渡した。
悠真は一瞬、真顔でこっちを見つめてきたけれど「うん、分かった」とうなずくと、桃音ちゃんと飲み物を買いに行った。
ふたりが買い物に行った後、すぐに陸くんが来た。
お店まで五分ぐらいかかるから、往復と買い物をする時間を合わせてもまだふたりは帰ってこない。
「今ね、悠真と桃音ちゃん、飲み物を買いに行ったの。私、炭酸飲みたくなっちゃって」
「あ、そうなんだ」
何を話そうか迷っていると、マロンが飛び出してきて、陸くんの足元に来て遊びたそうにしていた。
「前見た時よりも大きくなってる!」
「ねっ! 成長早いよね!」
陸くんは微笑みながらマロンを両手で持ち上げた。
ずっと彼女に話しかけている。
マロンを見つめている陸くんの横顔。
まつ毛が長くて、二重な目元が綺麗。全体が整っていて、やっぱりかっこいい。
かっこいいし、優しい。
――好き。
でも彼はモテるし、私みたいな子供っぽい人を相手にしない気がする。
「はぁ……」
私は静かにため息をついた。
「どうしたの? 大丈夫?」
ほら、優しい。彼に聞こえないようについたため息も、些細なことも反応してくれて、こうやって声をかけてくれる。
ダメ元で今、勢いで告白してみようかな?
一瞬そう思ったけれど、目が合っただけで、絶対無理って思っちゃった。
でも、もしも、目を合わせなかったら、もしかして告白出来たりするのかな?