すべての世界で、キミのことが好き❤~告白相手を間違えた理由
二年生になってから、あっという間に一ヶ月が過ぎて、五月になった。
新しい環境に慣れるので精一杯な毎日で、時間がたつのがとても早かった。
四月の頃と比べて変わったことといえば、クラスである程度、仲良しグループというものが出来ていた。
一年生の時に仲良かった友達とは別々のクラスになってしまったけれど、後ろの席にいる石田桃音ちゃんと、なんとなく給食を食べたり、話しているうちに仲良くなっていった。
仲良くって言っても、まだお互いに探りあっている感じかな? 彼女はふわふわ系女子で目力のある小柄な可愛い女の子だった。髪がくせっ毛でふわっとしている、ボブヘアー。その髪型がとてもなじんで似合っている。小動物みたいな雰囲気。リスかな?
休み時間、彼女と席で話をしていた。
教室の窓は開いていて、青い空が見える。風に吹かれて揺れる白いカーテン。その横で友達ふたりと何かを話している悠真。
ちらっと視線をやると、彼と目が合った。彼はすぐに視線をそらしてきた。そして何事もなかったかのように友達と話している。
学校で話をすることがなくなって、少しずつ心の距離が開いている気がしたけれど、よく目は合う。
悠真の態度、私は嫌われているのかもって最近思うけれども、よく目が合うってことは、そんなんじゃないのかな?
私を見ているわけではなくて、桃音ちゃんを見ていたのかもしれないけれど。
新しい環境に慣れるので精一杯な毎日で、時間がたつのがとても早かった。
四月の頃と比べて変わったことといえば、クラスである程度、仲良しグループというものが出来ていた。
一年生の時に仲良かった友達とは別々のクラスになってしまったけれど、後ろの席にいる石田桃音ちゃんと、なんとなく給食を食べたり、話しているうちに仲良くなっていった。
仲良くって言っても、まだお互いに探りあっている感じかな? 彼女はふわふわ系女子で目力のある小柄な可愛い女の子だった。髪がくせっ毛でふわっとしている、ボブヘアー。その髪型がとてもなじんで似合っている。小動物みたいな雰囲気。リスかな?
休み時間、彼女と席で話をしていた。
教室の窓は開いていて、青い空が見える。風に吹かれて揺れる白いカーテン。その横で友達ふたりと何かを話している悠真。
ちらっと視線をやると、彼と目が合った。彼はすぐに視線をそらしてきた。そして何事もなかったかのように友達と話している。
学校で話をすることがなくなって、少しずつ心の距離が開いている気がしたけれど、よく目は合う。
悠真の態度、私は嫌われているのかもって最近思うけれども、よく目が合うってことは、そんなんじゃないのかな?
私を見ているわけではなくて、桃音ちゃんを見ていたのかもしれないけれど。