すべての世界で、キミのことが好き❤~告白相手を間違えた理由
「陸は、学校で元気にやっとるかい?」
普段の陸くんを想像する。
笑顔が多くて、優しくて……。
「元気ですよ!」
「それなら良かった。あの子、人の顔色や周りの幸せを優先して、自分の欲しいものややりたいことをよく諦めちゃってたからねぇ」
そうだったんだ……。
知らなかったな。
「唯一、サッカーは陸がどうしてもやりたかったことでね、誰よりも練習して、一番になるんだ、おばあちゃん試合頑張るから見に来てね!って、よく言っててね」
「陸くん、サッカーめちゃくちゃ上手いけれど、才能だけかと思ってたけれど、いっぱい練習しているんだね。すごい!」
「陸、今も部活で俺らより練習してるかも」
「なんか、やりたい事を必死に出来るって、うらやましいな。私、何やっても不器用だし、必死にやってもきっと上手くならなさそう」
ちょっとしょんぼりした気持ちになった。
「必死までとは行かなくても、どんな小さなことでも良いんだよ。昨日よりも多めにあれをやってみようとか。例えば自分を昨日よりも大切にするとかね。これは私が陸に言いたいことだけど」
「どんな小さなことでも、か」
普段の陸くんを想像する。
笑顔が多くて、優しくて……。
「元気ですよ!」
「それなら良かった。あの子、人の顔色や周りの幸せを優先して、自分の欲しいものややりたいことをよく諦めちゃってたからねぇ」
そうだったんだ……。
知らなかったな。
「唯一、サッカーは陸がどうしてもやりたかったことでね、誰よりも練習して、一番になるんだ、おばあちゃん試合頑張るから見に来てね!って、よく言っててね」
「陸くん、サッカーめちゃくちゃ上手いけれど、才能だけかと思ってたけれど、いっぱい練習しているんだね。すごい!」
「陸、今も部活で俺らより練習してるかも」
「なんか、やりたい事を必死に出来るって、うらやましいな。私、何やっても不器用だし、必死にやってもきっと上手くならなさそう」
ちょっとしょんぼりした気持ちになった。
「必死までとは行かなくても、どんな小さなことでも良いんだよ。昨日よりも多めにあれをやってみようとか。例えば自分を昨日よりも大切にするとかね。これは私が陸に言いたいことだけど」
「どんな小さなことでも、か」