チャラ男の本気は甘すぎる



それから楽しく会話をして、


気付くと、外は暗くなっていた。




「わ…!もう結構暗い…」



「そろそろ帰るか」



「そうですね…!」




あんまり遅いとお母さんに心配かけちゃう。




「あー…オレ天音送ってくわ。
上月はハセ(長谷川)に送ってもらえ?」



「勝手に決めんなし。
あたしすぐ近くだから、送ってくれなくても大丈夫だよ」




上月さんの家は本当にここから歩いて2、3分のとこらしい。


長谷川くんも家が近いみたいだから、


私を送るのは手間になるから片倉くんに任せるって…。



つまり、片倉くんが私を送ってくれて、


家に着くまで二人きり…ということだ。




< 184 / 301 >

この作品をシェア

pagetop