チャラ男の本気は甘すぎる



私たちは双子だから


好みが似てるんだ。



好きな人とか気になる人は、幼稚園の時からいつも被ってた。



だから意外でもなかった。



でも、笑莉を応援する気にはなれなかった。




それからの大悟くんは、笑莉のいないところでは私に冷たかった。



笑莉の前では、いい顔してたけど、


作り物のそれに、もうときめくことはなかった。



笑莉と笑い合う大悟くんを見て、




私は完全に、自信を失ってしまった。




< 216 / 301 >

この作品をシェア

pagetop