チャラ男の本気は甘すぎる
そう言ったら、紫央くんは私の隣に腰を下ろして、
私の手に、自分の指を絡めた。
「……ヤキモチだ?」
「……うん」
「素直に認めんだな」
大悟くんに、嫉妬されるのは迷惑だと言われてからずっと、絶対に言葉にしないようにしてた。
ヤキモチ妬いてるって、絶対言わないようにしてきたけど。
「妬いてる憂莉、かわいい。
もっといっぱい、俺にいろんな顔見せて?」
「ん…っ」
紫央くんが、私の瞼にキスを落とす。
紫央くんは、全部受け入れてくれる気がする。
だから、素直に言えるの。
「紫央くん、好き……大好き…」
「……やば(かわいすぎるだろ…)」