チャラ男の本気は甘すぎる



「買い物って、なに買うのかなと思いまして…」



「あぁ、靴買いに行く予定。
今のスニーカー中学ん時から履いてるけど、足のサイズデカくなって合わなくなったからさ」




あ、あの踵踏んでたスニーカー…


わざと踏んでるわけではなかったんだ。




「あとついでにウチの店で必要なモンとかテキトーに買う予定だっただけ。
ホント、いつでもいい用事だからユリに合わせる」



「その買い物は一人で…?」



「うん。なんで?」



「友達とかと、いくのかと…」



「俺の買い物に付き合わせるのわりぃし」



「じゃあ、
わ、私と行きませんか!?」




土曜日暇なので!って付け足したら、


紫央くんがびっくりした顔してた。




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