チャラ男の本気は甘すぎる








家に帰って、週末のことを考える。



一番かわいいと思う服…私はあんまり持ってない。



持ってない、と言うよりは、笑莉と共有してるから


外行きのいい感じの服は、笑莉が持ってる。



……笑莉に貸してってお願いしないといけないんだ。


……どこに着てくのってツッコまれるかな。



なにも言われないといいんだけど…。





───コンコン。



笑莉の部屋のドアをノックしたら


すぐにドアを開けて、笑莉が顔を覗かせた。




「憂莉、どしたの?」




この間言い合いになったけど、次の日には笑莉は元通りで


今も、なんだか少し機嫌がいいみたい。




< 36 / 301 >

この作品をシェア

pagetop